ExtendSimについて



作者の注意書き:この書類はマニュアルからの翻訳で現段階では図は付けてありません。ExtendSimはEX*TD v.6の次期バージョンで正式にはExtendSim v.7と開発元では呼ばれているものでv.6に対してアップワードの互換性があります。従いましてv.6で作成したモデルやブロックはv.7に読み込んで基本的には使用可能ですが、v.7のデータをv.6で使用することは出来ません。

  1. イントロダクション
  2. このユーザーガイドについて
    1. ExtendSimに付いて
    2. チュートリアル
    3. 連続モデル構築
    4. 離散事象モデル構築
    5. 離散レートモデル構築
    6. E3Dアニメーション
    7. How to
    8. 付録
  3. 追加のリソース
    1. 電子ドキュメント
  4. ヘルプの場所 (ExtendSim Help)


  1. イントロダクション

    いまからExtendSimの機能といかに作業を開始するかを学びます。

    ExtendSimは強力な時代の先端を行くシュミレーションソフトです。ExtendSimを用いて広い分野で実際に即したダイナミックなモデルを構築することが出来ます。このプログラムではすでに用意されたブロックをつなげてモデルを作成しながら、同時に関連する現実のプロセスを調べ、いかに互いに関連しているかを確認します。その後に仮定を変更してみて、最適な解を見つけだせるようになっています。ExtendSimとあなたの想像力だけがあなたのビジネス、工業生産、あるいは学術上のニーズに合致した専門的なモデルを作成するのにあたってもっとも必要なものです。

    なぜシュミレーションはそんなに重要なのでしょうか

    シュミレーションは当面する現実のシステムのモデルの作成に始まり、時の経過と共に改善をくりかえしながら、さらにその上で実験をくり返すという作業になります。作成したモデルは現実の挙動が異なる条件でどのように変わるかを見せてくれます。またいろいろな仮説を立てて、わずかな出費で実際に起こりうる状況を再現してみることが可能となります。

    ExtendSimのモデル構築の利点は、プロセスを大枠の理解だけで開始し、プロセスに対する理解が深まるに応じてモデルを洗練されたものに作り替えてゆくことが可能だと言うことです。この一段一段進む方法は複雑な問題を驚く程容易に精度の高いモデルに作り替えることが出来る点にあります。洗練すればする程モデルは現実をより高度に写し取ってゆきます。

    ExtendSimでのシュミレーション

    ExtendSimは簡単ですが、極めて強力なツールで、複雑な問題の理解を助け、結果を早く出すことができます。則ち:

    *アクションの道筋と結果を予測します。
    *見えないところが見え、想像的な思考を刺激します。
    *仮想世界やロジカルな世界でプロセスを視覚化することができます。
    *現実的なプランの実施作業のまえに問題を特定することが可能です。
    *変更に関して、起こりうべき効果あるいは影響を探索することが出来ます。
    *すべての変数を確認可能です。
    *オペレーションの最適化が可能です。
    *アイデアを評価し、非高率な点を特定できます。
    *なぜ観測されたような結果が発生するのか理解できます。
    *あなたの計画の実現の可能性の高さや一貫性をより良く伝えることが可能です。

    ExtendSimで何ができるでしょうか

    ExtendSimでは簡単フォーマットで論理的な表現を可能にし、あらゆるプロセス(作業行程など)やシステム(社会の構造等)をシュミレートすることができます。

    モデル構築の能力

    ExtendSimで強力なモデルを作成することが可能です。則ち:
    *フルセットの組み立て部材であるブロックを持ちいて素早くモデルを作成可能です。
    *モデル化されたシステムの中の関係を示すグラフィカルなインターフェイスはカストマイズ可能です。
    *無限の階層構造(hierarchy)を分解して企業全体のモデルを簡単に組み立て、理解をしやすくすることができます。
    *モデルの値を変更するためのダイアローグ、ノートブック、統合化されたデータベースなどで素早く、仮定をためしてみることができ、ご自分のモデルとダイナミックにコミュニケートすることが出来ます。
    *2Dあるいは3Dのモデルのアニメーションで強力なプレゼンテーションが可能です。
    *モデルとのやり取りやコミュニケーションを容易にするユーザーフレンドリーなフロントエンドを組みたてるための万全なオーサリングの環境が用意されています。
    *シュミレーションが実行中に、設定をダイナミックに調整可能です。
    *任意にコンパイル可能な式を作成するための数式編集機能(Equation Editor)が用意されています。
    *カスタムのダイアローグおよびアイコンで新しいブロックを作成する機能があります。
    *お手持ちのシステムのサイズのみに制限される完全なスケーラビリティがあります。
    *革新的な最適化機能、モンテカルロ、バッチモード、感度分析等の機能が含まれています。
    *プレゼンテーションやさらに深い分析を行うためにカストマイズ可能なリポート機能およびプロッター機能があります。
    *コスト貢献度を分析するための活動(Activity)ベースのコスト評価機能があります。
    *他のプログラムやプラットホームとの高い接続性と相互互換があります。

    シュミレーションの骨組み

    頑強な骨組みはさらなる先進の特徴を追加することでもっともスケーラブルなシュミレーションシステムになっています。

    *多目的シュミレーション
     ExtendSimは多くの領域にまたがる環境を提供し、あなたはダイナミックに連続系、離散事象系、離散レート系、エージェントベース、直線的、あるいは非直線的、およびモードが混交したシステムをモデル化することが可能となりました。
     
    *ライブラリーベース
     あなたが作成したブロックはライブラリに保管し、他のモデルを作成する際にくり返し使用することが出来ます。

    *統合化されコンパイル化されたプログラミング言語とシュミレーションに最適化された対話編集機能(dialog editor)
     既存のブロックを改編したり、改めてご自身の特別な用途にブロックを作成することが出来ます。

    *スクリプティングのサポート
     モデルを構築したり、走らせたりすることをリモートで行うことが出来ます。例えばExtendSimブロックからあるいは他のアプリケーションから実行可能です。

    *他のプログラミング言語と統合化されたサポート
     ExtendSimの組み込みAPIを用いて、Delphi, C++ Builder, Visual Basic, Visual C++などなど。

    *1000を超える機能
     積分、統計、待ち行列、アニメーション、IEEE数学、マトリックス(行列)、サウンド、アレー(配列)、FFT、デバッグ、DLI、文字列とビットの操作、I/Oその他に対する関数に直接アクセス可能です。またあなた御自身で関数を定義することも可能です。

    *メッセージの送信
     下位のプロセスのためにブロックは他のブロックにメッセージを送ることが出来ます。

    *洗練されたデータ受け渡し機能
     値、アレー、あるいはアレーからなる構造を伝達可能です。

    *広範囲なデータのタイプおよび構造のサポート
     アレー、リンク化されたリスト、および整数、実数、と文字列データタイプが組み込まれています。

    *データのリンクの統合化
     ブロックのダイアローグデータを内部のデータベースと接続することが可能です。

    今回のバージョンで追加された特徴を見るにはExtendSimのWebサイトで、Help > What's newコマンドを選択して下さい。

    多くの使用レベル

    ExteneSimのご利用者は多くの段階でご使用頂けます。則ち:

    *あらかじめ組み立てられたモデルを走らせて、データを適宜替えて様子を見ることが出来ます。グループで作業するような場合一部の人がモデルを作成し、他のメンバーが実験のためにそのプログラムを用いることが可能です。作成者はカスタムのフロントエンドを作成した後グループの他のメンバーがモデルを使用するのを容易にしてあげることもできます。LT-Run Timeバージョンの使用者は組み立てられたモデルを走らせながら、データを入れ替えて結果を得ることが出来ます。詳細は「The ExtendSim LT-Run Time version」678ページを参照して下さい。

    *ExtendSimに付属のブロックを用いてあなた自身の目的にあったブロックを組み立てることが出来ます。ExtendSimにはほとんどのモデルに必要なブロックを含むライブラリーをもっています。モデルを作成するにはライブラリーからブロックを引き出し、ブロック間をリンクで接続するだけです。またサブシステムの階層ブロック(hierarchical blocks)を組み立てて、ライブラリーの中に保存することができます。この方法で以前に作成したモデルの共通な要素(element)をもつプロセスのモデルを作成する場合に再使用して、同じことを最初から作業をしなければならない面倒からあなたを解放してくれます。

    *ExtendSimのモデルのアーキテクチャーに準拠する新しいブロックを作成する際に、統合化された開発環境(development environment)を使用することが出来ます。この開発環境はシュミレーションに対して最適化され、カスタムなコード、ダイアローグ、およびアイコンを作ることを許容し、他のExtendSimのブロックを使用するのと同じようにあなたのモデル作成作業で用いることができます。さらにExtendSimに添付されて来たブロックをあなたの必要に応じて作り変えることが可能です。

    *あなた自身のモデル構築するアーキテクチャー、取り扱い方法、特徴等をご自身で開発して下さい。ExtendSimの開発環境で固有のインターフェイス、通信プロトコル、およびその挙動などを有するカスタムなブロックを作成することが可能です。この新しいアーキテクチャーは連続(continuous), 離散事象(discrete event)、離散レート、エージェントベース、あるいは全く新しいシュミレーションのタイプを作ることが可能です。

    *モデルの構築を自動化し、ウイザード(wizard)を作成するためにスクリプトの機能やActiveX/Comなどを用いて下さい。ActiveX/Comあるいはブロックベースのウイザードを用いてブロックが自らモデルを作成したり、変更したりすることが出来ます。またデータファイルからの入力を用いてプログラム的にモデルを作成することも可能です。これにより今迄シュミレーションの経験が全く無かったか、あるいは少ししかないエンドユーザが間接的にモデル作成の環境を利用することが出来るようになりました。

    註:ExtendSimの機能を他のユーザに配付したり、インターネットおよびイントラネットを経由してExtendSimおよびこの機能にアクセスする場合も同様にExtendSim ASPが必要です。詳細は開発元に御連絡ください。

    このマニュアルを読み進む内にあなたはExtendSimがすべてのレベルにおいてユーザの必要に対してどのように答えているか御理解いただけると思います。
  2. このユーザーガイドについて

    このマニュアルはExtendSimを使用する際の一般的な目的のチュートリアルであり、リファレンスとなるものです。すべての努力があなたがどの分野の方であれ容易に理解することができるようにサンプルモデルを提供しています。その結果あなたは素早くこの強力なツールの使い方を学べると思います。あなたはここに取り上げられている内容があなたの専門分やから離れているとかあるいはサンプルが提示している学問分野について理解がないというこに気付くかも知れませんが、このマニュアルの目的はExtendSimの使い方を学ぶためのもであると言うことを覚えておいて下さい。何をモデル化するかどのようにモデルを構成するかはほとんどあなたの知識と経験により決定されます。

    このマニュアルはいくつかのモデルに別けられています。
    1. ExtendSimに付いて

      このモジュールはExtendSimへの紹介と緒言を含んでいます。
    2. チュートリアル

      チュートリアルのモジュールは14ページから始まります。最初の2個の章はExtendSimを用いて、尤も重要なモデル構築のコンセプトに付いて説明するため単純なモデルを使用します。このチュートリアルを読みながらモデルを一緒に構築し、走らせることを強くお勧め致します。

      3番目の章ではもう少し突っ込んだシミュレーション技術、一般的なモデル構築コンセプト、および用語の意味を帝京致します。

      =>*最初の2個のチュートリアルの章は基本的なモデル構築技法を学ぶことを容易にするため簡単なモデルを使用しています。現実の環境では、この章の最後に示されているモデルで説明されているようにExtendSimは複雑なプロセスをシミュレートするために用いられます。
    3. 連続モデル構築

      連続系モデル構築のコンセプトの導入、チュートリアル、アプリケーションのサンプル、およびマニュアルの他の場所でカバーされていないモデルを構築する際のヒントなどが含まれています。Continuousモジュールは60ページから始まります。
    4. 離散事象モデル構築

      離散アイテムのイベントベースのモデル構築の導入、チュートリアル、離散事象モデルの構築に固有のヒントとコンセプトを含みます。開始ページは90です。
    5. 離散レートモデル構築

      レートベースのモデル構築の導入、チュートリアル、いくつかのモデル構築のヒントとコンセプトの章、およびアドバンスの章を含みます。開始ページは226です。
    6. E3Dアニメーション

      シュミレーションの体験をより充実したものにする3Dアニメーションの使い方を示します。開始ページは389です。
    7. How to

      このモジュールにある章はモデルを開発し走らせるための追加のコンセプトと技術を提供します。それはカスタムなユーザーインターフェイスの作成、統計分析、データのマネージメントと転送等。このモジュールは488ページから始まります。
    8. 付録

      付録モジュールは680ページより始まり、いくつかの参照のための章があり、メニューコマンドとツールバー、主ライブラリのリストとブロックの説明、およびいろいろなパラメータの上限値を含んでいます。

      =>*別冊のDeveloper Referenceも特定の目的のためにブロックのライブラリを作成する上級者用に用意されています。
  3. 追加のリソース

    印刷されたドキュメント以外に、あなたのシミュレーション体験をサポートするいくつかのリソースがあります。
    1. 電子ドキュメント

      CDからExtendSimをインストールすると、PDFファイルのUser GuideとDeveloper Referenceがアプリケーションのドキュメントフォルダーにインストールされます。また同じファイルをwww.ExtendSimManuals.com からもダウンロードすることができます。
  4. ヘルプの場所 (ExtendSim Help)

    内容対応ヘルプ

    作業内容に対応したヘルプがExtendSimを使用中はいつでも使えます。単純にメニューコマンドの「Help」->「ExtendHelp」を選択するか、F1ボタンを押して下さい。

    ブロックヘルプ

    ブロックはそのブロックがどのように作動するか、ダイアローグのアイテムやコネクターの働きに関して完全な説明を提供します。この情報にアクセスするにはブロックのダイアローグにある「Help」ボタンを押します。また開いてるウインドウも左下にブロックボタンを持っており、あなたが現在開いているライブラリーのブロックに関する情報を得ることが出来ます。

    ツールティップ(Tool Tips)

    追加情報として、例えばブロックの名前、その使用目的、あるいはその名前と時には出力(Output)コネクターの値などを、マウスを該当するたとえばブロックやコネクターの上に移動して入手することが出来ます。

    ユーザフォーラム 

    ExtendSim E-Xchange, ExtendSim Academic E-Xchange(www.ExtendSimAcademic.com ), www.ExtendSimUsers.com あるいは「Help」コマンドから「User Forum」を選択して、互いにアイデアや考えを交換することが出来ます。またブロックやモデルもここを通して交換することが出来ます。メンバーシップが要求されますので、登録後に使用可能となります。

    サポート

    ExtendSimをご使用中にヘルプが必要となった場合の対処をいくつかを記載します。

    1)前述の内容対応ヘルプ(context-sensitive Help)
    2)User GuideあるいはDeveloper Reference
    3)www.ExtendSimFAQ.com のFAQセクション
    4)モデル作成に関しては、ExtendSim E-Xchange, ExtendSim Academic E-Xchange
    (この場所のUser Forumsは技術的サポート的な質問をするには適切な場所でないかもしれません。)
    5)技術的な質問は「Help」コマンドから「Support Resource Center」かwww.ExtendSimSupport.com にて質問を投げてみて下さい。

    ImagineThat社に技術的な質問をする場合

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    3)コンピュータの機種
    4)オペレーティングシステムとそのバージョン

    モデルの概要

    このチュートリアルのモデルは理解の手助けとなるように極めて簡略化されていますが、実際には10ー12ページあるような複雑なプロセスをモデル化します。

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